10 4月, 2016

天日干しに戻れないんだ

ワークアウトマットの昔のアニメをみて、あの頃みたいに時間を気にせずじっくりアニメを作るなんて
もうできないんだろうなと考えていた。


以前のSLは設置物はわりとtransferガ多かった。家具もそうだけど植物なんかもね。
複数おくものは複数かってくれというスタンスだ。
僕はアニメで売っているっていう自覚があったんで、毎回アニメを新作にしていた。
リメイクすらも申し訳ない気持ちがあったほど 毎回新しくしていた。
1分アニメが可能になれば1分つくらなければ気が済まなかった。
なんだったら複数つなげてもっと長くした。
モデルがださかったからアニメだけ抜き取って使ってくれればいいやっておもっていた。

その頃はTRANSFERで売る事が許されたからそれでも成り立っていた。
そしてそれが僕の望む形であったのは間違いない。

slをさぼっている間に色々とかわってきた。
コピーにしろという要望も多くなってくる。
よりクリエーターとお客さんがはっきりわかれ、
アニメを抜いて使ってもらうというDIYな使い方よりも完成品を求められた。

他の家具屋同様、コピアブルにかえ、アニメを使いまわしその変わりやすくする、
ということで値段を半分にした。(その半額でトランスファーをだすとトランスファーのがでる罠)

しかし販売方法のニーズを他とあわせても昔からのお客さんが俺に求めるのは変わらない作り方だった。

これはスーパーの乾燥機で作る干物の値段で天日干し干物を提供しなければいけないようなものだった。

天日干しを食べたいお客さんにとって僕のだす干物は干物にあらず。

誤解されたくないけど彼らに恨み節をいいたいのではない。
売り方が下手なのは全面的に売り手が悪いとおもっているので。


アニメやコンテンツに時間をかければかけるほど、作業代の回収が難しくなってくる。
僕はもう天日干しに戻れないし、向かうべきとこは決まっているのに、ジレンマを抱えている。

まだ半端だから仕方ないけど、ちょっと宣言しておきたかった。もう天日干しにはもどれない。


(なんかしらんが宣言したいことを濁しつづけた)

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